所得税

決算棚卸について

個人事業での仕入れのうち経費となるのは今年売れた商品に対する原価である商品のみです。
つまりまだ売れていない商品は棚卸として経費となりません。
このまだ、売れていない商品を調べて原価から外す処理のために個人の決算では棚卸を行わなければなりません。

★棚卸を行う時期
個人は12月31日に行います。
★棚卸の方法
商品や材料などの種類、数量、品質、型別にその数量を調べます。
★棚卸の金額の計算方法
調べた数量をもとに、あらかじめ税務署に届け出た評価方法で評価をします。
ここでは、特に何も届出を行っていないときの評価方法での計算の仕方を説明
します。
数量 × 年末の一番近い時期に仕入れたその商品の単価= 棚卸の金額とな
ります。
※この棚卸が終わったら棚卸表を作成します。
この書類は、確定申告書や帳簿と一緒に保管する義務があります。
★棚ざらし品
この棚卸をしている中で著しい損傷や流行遅れの商品で通常価格で販売できな
いもの、通常の方法で使用に耐えないものはほかの棚卸と区別して評価するため
別に棚卸を行いましょう。
★棚卸を行う対象となるもの
商品 製品 半製品 仕掛品 原材料 副産物 仕損じ品 作業屑 消耗品など

詳細ご不明な点は下記までご相談下さい!!

福岡市中央区天神1丁目14-16福岡三栄ビル5階
092-791-3815
力丸公認会計士事務所
公認会計士・税理士 力丸 宣康